2023年8月27日(日)
東京にて開催

大愚和尚にお聞きした「経営マンダラ実践会」とは?

 こんにちは、佛心宗教化部の慈香と申します。

 私自身、兼ねてより興味を持っていた「経営マンダラ実践会」について、大愚和尚さまから直接お話をお聞きする場をいただきました。

 お聞きしてみて感じた感想は「これは一般的な経営セミナーや企業・個人研修とは大きく異なるもの」でした。

 予定を大幅に超え、3時間近くに渡りお聞きした「経営マンダラ実践会」とは?

 大愚和尚さまのお言葉、そしてお話をお聞きする中で私自身が感じたことを少し添え、その内容をお伝えしていきます。

仕事で目指す結果は、ただ収入を増やすことではない

 世の中、お金で苦労している人は大勢いらっしゃいます。また、経営にはお金がつきものですから、「お金には、全く苦労したことがない」とおっしゃる経営者は、いらっしゃらないのではないでしょうか。

 少しだけ個人的なお話になりますが、私自身、夫が抱えた借金1億円という苦悩に突然直面し、その後15年以上にわたり、お金には相当苦労させられました。

 毎月、何十万円というお金を返済していくには「お金だけを目的」として働く必要があり、「いくら稼がないと、明日のご飯が食べられないのか?」を計算し、生きていくためには「どんなに辛くても、我慢してやり遂げなくてはいけない」と自分に言い聞かせ、眉間にしわを寄せて働いていました。

 大愚和尚さまはいつもおっしゃいます。「現代社会では、お金が必要です。そして、仏教ではお金を否定していませんし、逆に、ちゃんと正しくお金を稼ぐことを推奨しています。」ただ、「どこに目的を置くか?」これによって大きく「結果が異なる」とおっしゃいます。

 仕事は、どんな状況においても、お金のために嫌々やるものではないのです。その仕事の中から「楽しさ」を自ら発見し、働く。仕事とは、生きがいとなるものであり、その結果として目指すのは「収入を増やすこと」ではなく「豊かになること」なのです。

 「収入を増やすこと」と「豊かになること」という言葉には、大きな違いがあると感じました。とはいえ、少しでも会社を大きくしたい、チームで結果を出したい、そのために「私が頑張らなくては・・・」と一生懸命取り組んできたことが、何か間違っているのでしょうか?

知識と感情の欠落が、経営や組織運営に大きな影響を与えている

 一生懸命取り組んでいることに間違いがあるというより、もし今うまくいっていないことに直面しているとすれば、どうやら、その「一生懸命さ」に課題や問題が潜んでいるかもしれないのです。

 実は、経営者やリーダーの「知識と感情の欠落」が、経営や組織運営に大きな影響を与えているのです。

 経営者は、「リーダーとはこんな感じ」というイメージを勝手に持ち、その幻想を演じているというケースもあります。

 例えば、経営者とはお金をたくさんもらい、高級車に乗り、高級ブランドを身にまとっているものというイメージを持っていたとします。

 そして、そのイメージ通りになるために、お金を使い高級車や高級ブランド品を購入する。その結果、どうなるでしょうね。

 経営者として最低限の数字をわかっていなければならないのに、その知識を持たず、売上は上がっているけれど常にお金が貯まらない状態となっていたり(知識の欠落)、なんとか経営できているけれど、このままではいけない、何か落ち着かないと感じ、虚しさや焦りを抱えていたり(感情の欠落)、そして私のところにご相談に来られます。

 「私は苦しいのです。どうしたら良いでしょうか?」

 収入を上げることを目的とし、知識と感情が欠落することによって「望まない結果」にたどり着いて苦しんでいらっしゃる経営者は少なくない、そう和尚さまはおっしゃいます。

 では、経営がうまくいっていない経営者やリーダーの方々は、どうすれば良いのでしょうか?

経営マンダラ実践会で扱う「深く根本的な課題」

 今、経営がうまくいっていない、売上は伸びないし、人は辞めていき人手不足に陥っている。自分自身も毎日、どこに向かって何をしていけば良いのかがわからず辛い

 そんな状態になっていたとしたら、まさにこれからお話しする「経営マンダラ実践会」が、あなたの居場所となるかもしれません。

 つまり、「学問的に薄っぺらく技術を学び、上辺だけで心の傷を治してうまくいっているフリをしても、結局は根本の原因が解決されておらず、苦しみは続く」、そう大愚和尚さまはおっしゃいます。

 経営マンダラ実践会では、永続する経営に欠かせない9大要素を学び知識を得るだけでなく、経営者やリーダーの生活そのものや、感情を具体的に掘り下げ、生き方に迫っていきます

 上辺だけの処方箋ではなく、心の問題にも取り組んでいきます。つまり、リーダーの深く根本的な課題に取り組むことになりますから、リーダー自身が人生の覚悟を決める必要があります

 例えばどうでしょうか、ニキビを治したいと思ったら、ニキビ治療薬を買おうとしますよね。少しでも早くそのニキビを治したいからです。しかし、薬でいっとき良くなったとしても、またニキビが出てくるってことありますよね。なぜ、またニキビが出てくるのか?そこから取り組む必要があるのです。

 もしかしたら、それは食習慣が原因かもしれないし、睡眠不足かもしれないのです。つまり、心地よく手軽にニキビを治療することだけでは、根本の問題は解決されていないのです。経営マンダラでは、心地よい問題解決を伝えたいのではなく、人生そのものに関わる実践会となるのです。

経営マンダラ九つの知恵

 大愚和尚さまが以前経営されていたトレーニング事業では、コロナ時に大きな局面を迎えておられました。

 愛知県から「休業要請」を受け、やむなく事業を休止せねばならなくなったのです。

 しかし、トレーニング事業は固定費が大きくかかる事業です。1カ所の家賃は月に100万円を超えます。

 そして県内に事業所が数カ所あるということは、その何倍もの経費が毎月かかってくることになります。どれだけ休業が続くかわからない中、家賃の支払いは止めることが出来ない。しかし、営業はできない。

 これからどうしていけば良いのかを考えていた時、何名かのお客さんが事業所に来られ、「会費を年払いで支払うことで、応援したい」とおっしゃったそうです。

 当時は日本だけでなく世界中がパンデミックに襲われ、いつ元の生活に戻れるかわからないという不安に人々は苦しんでいました。

 なのに、なぜ、こんな時に、この様な申し出をするお客様が現れたのでしょうか?

 その理由は、「ここがなくなったら困るから」だったそうです。

 自分の生活もこの先どうなるかわからない、でも、ここはなくなって欲しくないと思われたお客様。平常時には、お客様と企業という関係だったはずです。しかし、非常時に「ここがなくなったら困る場所」として、お客様が力を貸してくださるとは。

 どうやらこれは、経営者やリーダーだけが頑張ったら作れるものではなさそうです。私は、ここにとても強く興味を持ちました。

 お話をお聞きしていくうちに、どうやらそこには経営マンダラ9大要素が基盤となっているのだと感じる様になりました。

 経営マンダラ9大要素とは「誓願、灯明事業、広宣、環境、善友、戒律、親縁、富産」で構成されています。

 ただ言葉だけを上辺だけで眺めてみたら、「聞いたことがあるし、もう知っている」フレーズかもしれませんが、どうやら、そんな薄い言葉上のお話ではない様なのです。

(1)誓願(せいがん):目的・理念の確認、見直し設定

価値と喜びを長く続けていくため、どんな思いで、どの方向へ進んでいくのか?そして、その理由は?

(2)灯明(とうみょう):社内文化の見直し、明文化、浸透

価格とクオリティで勝負することは厳しい。自社のブランドが必要になる。自社のブランドとなる「ここなら信頼できる」「ここが好き」「ここらしい」を長きにわたって育んで行くにはどうすれば良いのか?

(3)事業:既存事業の見直し方/新規事業の作り方・始め方

想いだけでは経営は続かないし、数字だけでも経営は厳しくなる。利益を出し続ける事業とは、どんな事業なのか?

(4)広宣(こうせん):広報・宣伝の要素、工夫、実践

自社を知ってもらえる努力をする必要がある。それには、どんな工夫や方法があるか?

(5)環境:働く環境、生活環境の見直し方と実践

毎日通うオフィスの環境、道のり、立地、実は日々少しずつ影響を与えている。DX化や効率化などお客様に見えないところの環境整備も必要。どうやって進めていくのか?

(6)善友(ぜんゆう):社員の育成、チームビルディング法

今だけ、金だけ、自分だけの人が集まった組織は大変な状態となっている。自分1人でできる範囲は限られている。社員も善友。それぞれに合った役割を任せ、それがチームとなるには?

(7)戒律(かいりつ):ルール、仕組みづくり

良い環境に入るには習慣付けが必要になる。その習慣づけにはルールがある、それはどんなルールか?

(8)親縁(しんえん):取引企業、顧客との関係づくり

情報社会の中にある現在、世の中にはすでに同じ様なサービスは存在している。ではどうやって「この人たちと一緒にいたい」会社になっていくのか?

(9)富産(ふさん):会社、個人の資産、財産構築法

富を生むとは信用を生むことである。短期的に考えて一喜一憂するのではなく、長い目で見てどんなふうに会社の資産、経営者の個人資産、従業員の資産を厚くしていくのか?

経営マンダラ実践会=知識+アイディア+実践

 9つの要素を学ぶだけで、経営マンダラ実践会は終わりません

 大愚和尚さま独自の研究でまとめ実践なさってこられた9つの要素について基本的な考えを示し(知識)、各事業に応用したらどうなるかを自ら考え、知恵を出し合い(アイディア)、実践していきます

 また、経営マンダラ実践会では、各自の事業以外に「こんな事業を立ち上げてはどうだろうか?」と新事業を企画し、9大要素を実践していくことも考えられます。

 今後、経営マンダラ実践会は、継続的に続く実践会となっていきます。ただ何かを一方的に教えてもらうという「教師と生徒の関係」ではなく、また基本的な知識を理解するだけでなく、アイディアを出し合い、実践を行い、また振り返り継続していくという会です。

 ただわかりやすい形だけであれば、単純な発想で固まってしまいます。しかし、経営とはわかりやすく終わるものではないのです。この分かり難さにピンと来た人は、何かを持ち帰られる場所になるはずです。

自分で掴み取る姿勢の人だけが、掴み取ることができる

最後に、大愚和尚さまからいただいた大切なメッセージをお伝えいたします。

 借金を抱えてお金に苦しんでいる人と、ちゃんと返済し、その苦しみから脱出している人がいます。

 脱出している人は、優先順位を決めてコツコツと取り組んでいます。

 そして、自分で掴み取る姿勢の人だけが掴み取れるものがあります。

 それは、自分から理解しようと聞き耳をたて、自分から理解しようと努力しておられるのです。

 わかりやすいことの中には、成長はありません。

 わかりやすさに、すがってはいけないのです。

 主体的で理解力があり、自分から考えて動く。

 しっかりと聞き耳を立てて、自分からやろうとする人が今集まり始めています。

 ここを乗り越えて集まってきてくださった方々には、丁寧にいろんなことを共有したいと考えています。

 一人で心細さを感じていたり、一人で苦しみを抱えて閉じこもるのではなく、勇気を持って前に進んでください。

 そういう人が「あゆむ人」「道を切り開く人」となります。

 経営マンダラ実践会、今ここから始まります。聞き耳を立てて、勇気の一歩を進み始める仲間にお会いできること、とても楽しみにしています。

佛心宗教化部 慈香

経営マンダラ実践会 第0期

○日時:8月27日(日)東京(13時45分〜17時30分)

○会場:AP東京八重洲 10F ROOM X
https://goo.gl/maps/s3TMdjugA8sxVyDK9

○当日のタイムスケジュール:

・13時20分:開場・受付開始
・13時45分:経営マンダラ講義(120分)
・15時45分:15分休憩
・16時00分:経営一問即答(90分)
・17時45分:終了

○参加人数:63名限定

○内容:
「経営マンダラとは?」
「組織を永続繁栄に導く九つの知恵(全体像)」
「経営一問即答」

○お布施:30,000円

○申込締切:2023年8月20日(日)
※定員になり次第、受付は終了となります。

その他注意事項:

・当日は開演10分前までには、受付を済ませてください。
・入場は「先着順」です。座席の指定はありません。

よくある質問Q&A

経営マンダラに寄せられるお問い合わせの中から、よくある質問のQ&Aをご紹介します。参加申し込みの際の参考にしてください。

A:はい、佛心会員でなくてもご参加いただく事は可能でが、佛心会員へ先行でご案内しています。

A:はい、可能です。

経営マンダラ実践会とは、各界のリーダーを対象としています。

現時点で経営者ではない場合でも、政治家・投資家・医師・教師・アーティスト・アスリート・企業など、各界有志の方々が参加される場所です。

A:はい、可能です。

経営マンダラ実践会の場で、具体的な経営相談が出来ます。(ただし、時間に限りがありますので、全員の相談に乗ることはできませんので、ご了承ください。)

佛心経営マンダラ的な解決方法や考え方などを知り、経営に生かしていくことができます。

上記以外の、質問お問い合わせは、

電話 0568-79-2183 佛心宗事務局(受付時間:9時〜16時まで)

Email contact@busshin.or.jp

まで、お問い合わせください。

講師プロフィール

大愚元勝 (Taigu Gensho)

 佛心宗大叢山福巌寺住職。慈光グループ会長。駒澤大学、曹洞宗大本山総持寺を経て、愛知学院大学大学院文学修士を取得。僧侶、事業家、作家・講演家、セラピスト、空手家と5つの顔を持ち、「僧にあらず俗にあらず」を体現する異色の僧侶。

 愛知県小牧市に540年の歴史を誇る禅寺、福厳寺の弟子として育つ。3歳で経を習い5歳で葬儀デビュー、10歳で僧籍を取得するも、厳しい師匠や堅苦しいしきたり、「お寺の子」と噂される重圧に反発して寺を飛び出す。

 32歳で起業。慈悲心を具現化したいと、複数の事業を立ち上げて軌道に乗せる。社員教育は人間教育であることを実感し、40歳を目前に寺に戻ることを決意。事業を後進に引き継ぎ、インドから日本に至るまでの仏教伝道ルートをはじめとする世界23ヵ国を旅し、自身の僧侶としてのあり方や寺院のあり方を問い直す。

 平成27年に福厳寺31代住職に就任。福厳寺興隆と寺町づくりに尽力する傍ら、佛心僧学院、講演、執筆、Webサイトなどを通じ、仏教に学ぶ「生き方」と「働き方」を、独自の切り口で分かりやすく人々に伝えている。

 YouTubeでのお悩み相談番組『大愚和尚の一問一答』は59万登録を超える。著書に『苦しみの手放し方』(ダイヤモンド社)、『最後にあなたを救う禅語』(扶桑社)他多数がある。

大愚和尚からのメッセージ

今、私たちにとって本当に必要な改革は、働き方改革ではありません。

個人にとっては、生き方改革です。

経営者にとっては、経営改革です。

経営マンダラ実践会には、企業経営者のみならず、政治家、投資家、医師、教師、アーティスト、アスリートなど、各界から有志が集います。

佛心経営マンダラに凝縮された仏法と日本人の智慧。
そして、世界各国、多方面から集った有志のご縁。

2023年8月、それらがシナジーとなって、小さな革命が始まります。

この革命に、ぜひあなたが参画して下さることを楽しみにしています。

大愚元勝 合掌

お問い合わせ・ご相談はこちら

電話 0568-79-2183 佛心宗事務局
(受付時間:9時〜16時まで)

Email contact@busshin.or.jp

特定商取引法に基づく表記

企画主催:佛心宗

運営統括責任者:廣瀬 知哲

所在地:愛知県小牧市大草5229番地

電話番号:0568-79-2183

メールアドレス: contact@busshin.or.jp

お支払い方法:銀行振込・クレジットカード

返金に関して:決済完了後は、原則として返金に応じられませんので、あらかじめご了承ください。

著作権について:このサイトおよび、佛心僧学院での活動で提供される全ての情報は、著作権、商標権、その他の知的財産権により保護されています。このホームページまたはコンテンツ、画像等すべてを、著作権者に無断で使用、複製送信、頒布、改変、翻訳、デザインの模倣等利用することは著作権法違反となります。

表現および商品に関する注意書き:本商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません。

個人情報の取り扱いについて:取得した個人情報は許可なく第三者に開示致しません。
プライバシーポリシーはこちら