幻想的な風景に感動を覚えました

一昨日の8月16日、夕方5時から毎年恒例の福厳寺送り火が開催されました。

当初は雨の予報でしたが、皆さんの願いが通じたのでしょうか、雨に降られることなく無事に晴天の中で行うことができました。

送り火とは、お盆の期間中に帰ってきていたご先祖さまをあの世に再び送り出す儀式です。

福厳寺の山門前に設置された受付を通り過ぎると、本堂の目の前に置かれた、真っ赤に燃え上がるお焚き上げの炉がみえます。

福厳寺僧侶によるお一家族ごとのご供養が終わった後、お塔婆やお盆のお飾りなどを炉の中に大切に入れ、お焚き上げします。

お焚き上げの炉の中にお塔婆を名残惜しい様子で入れる、一人の女性がいらっしゃいました。

炉の中に入れた後、その場でずっと合掌されていたのです。

亡くなられたご主人やご先祖さまに、想いを馳せられていらっしゃったのでしょうか。

とても印象に残る、素敵なお姿でした。

そして夕方7時をまわると、福厳寺境内が一斉に幻想的な風景に変わります。

境内にお経が響き渡る中、山門へ向かう道や帰り道、そして秋葉神殿の参道にも一斉に温かい火が灯ります。

毎年、福厳寺送り火恒例の竹灯篭です。

福厳寺の竹灯篭は一本一本心を込めて、福厳寺の竹の命をいただき手作りしたものです。

その柔らかな灯火には、ご先祖さまへの想いが映し出されているかのように感じます。

毎年、竹灯篭の幻想的な風景は、お参りに来られた方たちへのサプライズです。

今年もきっと、ご先祖さまが安心してあの世へお帰りになられたことと思います。

【福厳寺職員の気づきより】