お箸の意味

お箸には、神仏が宿っていることをご存知ですか?例えば神社に行くと、よく橋がかかっていますよね。

橋=「ここを超えると、神様のいらっしゃるところです」という合図のようなもので、あの世とこの世をつなぐ意味が含まれているそうです。

同じ発音の「箸」も同じです。お箸=ご飯と口の架け橋。口に運ぶ箸先は私たち人間。もう片方の端は、神様のものという意味があります。
箸は、弥生時代に中国大陸から伝わり、最初はお祭り行事や儀式などに使用されていました。神様に食物を捧げる道具として使われていたようです。私たちが神様にお供えし、それをありがたくいただくことで、食べ物に宿った神様の力をいただけると昔の方は考えていました。そのためお箸をとても大事にされていたのです。つまりお箸は、私たち人間と神様をつなぐもの。

だから今になってよくわかります。「ちゃんと箸を持ちなさい」「きちんとした箸の持ち方を覚えなさい」と、私も小さな頃何度も祖父に言われました。

お箸は単に食べ物をいただく道具ではなく、昔から伝わる神仏を大切にする心を代々伝えていくものだったのですね。

改めて、お箸を持って食事をいただくときに感謝の気持ちを持ちたいと思いました。

[職員の気づきより]

感じる福厳寺

カタツムリに学ぶ気持ちの持ち方

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