はじめての樹木葬

なぜ今、樹木葬?

近年、雑誌やテレビなどで取り上げられる機会が増え、「樹木葬(じゅもくそう)」という言葉を耳にすることが多くなりましたよね。

自然・明るい・自由。

そんなイメージを持つ樹木葬ですが、なぜ今、樹木葬なのでしょうか。

 

東日本大震災のときに

 

福厳寺で樹木葬に取り組み始めたのは、東日本大震災がきっかけです。

東日本大震災の直後、半年後、そして1年、2年と時間が経過した後もずっと、福厳寺住職は定期的に東北に足を運んでいたのです。

いろいろな皆さんの弔いをお手伝いしたり、現地の復興のお手伝いをしたりということの活動をさせていただいていました。

その中で、多くの方々がボランティアに訪れる中、私たち僧侶にしか応えられない現地の人たちからの悩み、心の叫びがあることに気づいたのです。

それはまさに、お墓の問題でした。

お墓が悲惨な状態に

 

東日本大震災のあの壊滅的な状態になった地域ではことごとく、お墓が破壊されたり、墓石ごと全部流されてしまったところもあります。

お墓に波で打ち上げられた船が突っ込んだり、トラックや車が突っ込んでしまっていたり・・・

墓石と墓石がぐちゃぐちゃの状態になっているという、本当に悲惨な状態が震災直後にあったのです。

それから1年、2年と経過し、だんだん街中がきれいに整い復興が進んでいく中で、今度は改めて被災地の方たちの中に起きている問題がみえてきました

街もきれいになったし、破壊されていたものは、すっかりきれいになったけれども、前とは様子が変わってしまいました。

墓石が倒れ破壊された爪痕には、遺骨だけが残ったのです。

 

人々がどんどん離れていく

 

震災後、地域の人も若い人たちもみんな、仕事がもう現地ではないので東京や大阪などの都会に引っ越していきました。

そのような中、自分たちがご先祖様から受け継いだこの土地で、ご先祖様が眠っていらっしゃるこのお墓をずっと守り継いでいくのは、もう無理かもしれない。

まして、自分がいなくなったら子供たちにお墓の面倒をみてくれというのは、もう無理だ。

このような相談が後を絶たなかったといいます。

福厳寺住職が仮設住宅をまわり、被災された方とお会いしてお話を伺う度に、大きく心が揺れ動かされたと今でもお話をしてくださいます。

 

お墓を持つ意味とは

 

では、いったいお墓を持つ必要はあるのでしょうか。

お墓を持つ意味について、福厳寺住職は下記のような内容をお話してくださいました。

お墓は、人間にとってとても大事な場所です。

それは、

・鎮魂をする
・残された家族のために大切
・自分が安心して死ねる死に場所

として、お墓をできれば生前に持つことが大切だとおっしゃいます。

自分は死んだらここに入るんだということが決まっていれば、歳を重ねて死期が近づいても心の不安が大きく和らぎます。

けれども、どのような形のお墓をとるのか迷ったとき、いったいどうしたらいいのでしょうか。

だから今、樹木葬なのです

 

現在は様々なお墓の形態がある中で、やはりあの震災での悲惨な状態ということを目の当たりにして、樹木葬という形はとても理にかなった形だと福厳寺住職は考えました。

樹木葬の特徴は、

・環境にやさしい
・人間の命が自然に還る(自然界から生まれた命がまた自然に戻る)理にかなった弔いの形
・後継ぎを必要としない
・単身の方が多く希望される
・ご夫婦、ご家族と一緒に眠ることができる(3名まで)
・コンパクトでシンプルなため費用が抑えられる
・申込時に納付するお布施以外に費用がかからない(管理費不要)


これらの特徴が、現代社会に生きる人々のお墓に対するニーズとマッチしています。

だから今、樹木葬が大きな注目を集めているのです。

 

樹木葬を選ぶときに気をつけるポイント

 

・自分でガーデニングをすることはできない

・樹木や芝などの管理は管理者が行う

・自宅の庭のように自分で草花を植えたり、土をいじることは不可

・年月と共に変化する景観

・樹木には樹齢があるため、時期が来たら植え替えの場合も考えられる

・歳月とともに樹木の成長を見守る楽しみがある反面、気候の影響で花や葉が少なかったり、枯れたりすることも考えられるため、5年後10年後までイメージ通りという訳にはいかない

これらの気になるポイントもありますので、一緒に決めるご家族やご親戚の方などとお話をされる際、参考になさってくださいね。

周囲の理解も大事

 

上記にいくつかの項目を挙げましたが、何よりも大切なことは、ご家族やご親戚の方たちの理解です。

樹木葬について、まだあまり世間に認知されていない部分もあるため、故人が樹木葬を希望していたとしても、ご家族や親族から反発を受ける場合もあります。

樹木葬とはどういうものなのか。

樹木葬についてしっかりと学び、一般的なお墓との違いを周りの皆さんに理解していただいてからお墓を選ぶとよいと思います。

福厳寺の樹木葬とは

 

2017年10月、福厳寺の樹木葬はオープンしました。

自然に還る」をコンセプトに、美しい自然に囲まれた境内地を活かした樹木葬をご提案しています。

樹木葬というと、その言葉の響きから「自然に還る」というイメージを持ちますが、遺骨を自然の中に撒いて散骨(さんこつ)する訳ではありません。

遺骨の埋葬に関しては、「墓地、埋葬に関する法律」が国によって定められています。

「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に行ってはならない」と定められているのです。

そのため、遺骨は自治体から許可を受けた墓地内にしか埋葬できません。好き勝手に自宅の庭や近隣の山などへ埋めることはできないのです。

法律的にグレーゾーンであるといわれている散骨行為と同一視されがちですが、樹木葬はあくまでお墓の一種です。

法的に許可を得た墓地内の区画を購入し、その区画に遺骨を埋葬しますので、ご安心ください。

樹木葬というと、新しい形で難しく考えがちですが、一般的なお墓との違いはたったひとつ。

“お墓のかたちが石ではなく樹木である” ということだけです。

自治体への手続き方法、必要書類なども、通常のお墓への埋葬と変わりありません。

福厳寺樹木葬の意義

 

福厳寺樹木葬の墓石や墓苑は、専門の業者さんではなくて、福厳寺の山全体、庭や庭園を管理してくださっている庭園デザイナーさんにデザインしていただきました。

庭園のデザインというと非常に凝った細やかな演出、派手な演出といったイメージがあるかもしれませんが、全くの逆です。

福厳寺の過去から現在、そして未来というものをつないでいく一つのテーマとして、「自然」が挙げられます。

1、福厳寺の樹木葬は、派手で一見、人目を引くというような華やかな墓苑の形ではなく、むしろもっとシンプルに、禅寺らしく、余計な飾りのない墓苑

2、鎮魂の森として何百年もの間、安心して皆さんの魂が眠っていただけるような、流行り廃りに流されない、歴史と重みのある墓苑

この二つをもとに、時代の流れに流されない樹木葬を通して、福厳寺の鎮魂の森をつくっていきたいと考えています。

福厳寺樹木葬の詳細

 

①豊かな自然に恵まれた大叢山福厳寺の樹木葬

②540年続く寺院が運営

福厳寺では24時間365日職員が常駐しており、いつも綺麗な環境を維持できるように勤めています。

③選べる木花とプレート

樹木の種類は「山桜」または「紅葉」、プレートの材質は「石」または「瓦(オプション)」をお選びいただけます。

④シンプルな庭園デザイン

福厳寺の樹木葬は「自然に還る」と言うコンセプトを大切にしています。シンプルで時代に左右されない庭園です。

⑤福厳寺千手堂の合同位牌にて供養

室内霊園千手堂に合同位牌を祀っておりますので「合祀後に手を合わせる対象がない」と心配する必要もありません。

 

福厳寺永代供養のメリット

 

永代供養とは、寺院が継承者の有無にかかわらず「故人を永代にわたって供養すること」をお約束するお墓で、生前にも申し込みができます。

①後継ぎがいない方でも安心

「跡継ぎがいないので、お墓をどうしたらいいかわからない」「夫婦だけなので、お墓を買う必要はないと思っているが、いっしょの場所に眠りたい」「無縁仏にしたくない」など、現代のさまざまなニーズに応えるべくして誕生した、個人向けのお墓です。跡継ぎがいない方、ご夫婦、お一人でも安心してお申し込みください。

②宗教・宗派は不問

福厳寺は、40年前に檀家制度をあらため会員制度にした宗派を問わない、自由なお寺です。これまでの檀家制度にとらわれることなく、ご自身の意思で選んでいただけるお寺です。申し込みに際して強制寄付や理不尽な係の割り当てなどは一切ありませんので、安心してご相談ください。

③文化サークルへ、自由に参加

福厳寺は、生きている人のためのお寺として、学びの場を提供しております。毎月開催される「慈緑の会」では、コーラス部、禅料理部、山林部、パソコン部など様々な文化活動を行なっており、会員様は自由に参加することができます。

④説明会のお知らせ

福厳寺では永代供養をご検討の方のために、毎週日曜日に説明会を行なっております。
僧侶が説明・対応いたしますので、お悩みの方はお気軽にご参加ください。

説明会の詳細

※必ずご予約の上ご来山ください。
※上記の日程で都合がつかない方も日程をご相談ください。
※参加費は無料です。
日時:毎週日曜日13:00〜17:00(所要時間1時間程度)
→お問い合わせページ
電話番号:0568-79-2183(午前9時〜午後5時)

どこまで供養してもらえますか

福厳寺樹木葬は、13回忌までご供養いたします。その後、金の観音様のところの合祀墓へお眠りいただきます。

福厳寺樹木葬にかかる費用

樹木葬は、一般的なお墓にくらべて安価な費用で埋葬することができます。

福厳寺樹木葬のお申込方法

 

◼︎お申し込み〜納骨式までの流れ

福厳寺樹木葬は、生前にご自身の眠るお墓として契約できますので、自ら気に入ったものを選び、準備することができるため安心です。

申し込みまでの流れは一般的な墓地購入と同じです。

墓石の建立がない分、手続きがスムーズに早く進みます。

(1)電話予約

福厳寺樹木葬に興味のある方は、まず一度、下記までお電話ください。

0568−79ー2183(毎日9時〜17時まで)

お電話にて、見学希望日時を予約していただきます。

事前予約無しの見学は、葬儀などが入ることもあるため、お受けできない場合もございます。あらかじめ電話にてご予約の上、来山されることをおすすめいたします。

(2)ご見学

福厳寺本堂向かって右手にあります受付まで、お越しください。

担当の職員がご案内いたします。

不安なこと、質問事項など、あらかじめ整理しておいていただくと、ご案内がスムーズです。

(3)お申し込み手続き

必要書類に必要事項をご記入いただき、ご捺印いただきます。

後日、申込書などの必要書類にお布施(樹木葬の費用)を添えて、ご来山ください。

ご相談の上、納骨式の日程を決めます。

(4)使用許可証の送付

申し込み手続き、お布施納付が完了しましたら、使用許可証を後日、郵送でお送りいたします。

(5)納骨式

僧侶とご相談の上、決定された日時に納骨式を行います。

服装は正装でご来山ください。

持ち物は、納骨をされる方の遺骨と、お線香、お供え物などがありましたら、ご持参ください。

安心してお眠りいただくために

 

福厳寺の樹木葬は「自然に還る」をコンセプトに、美しい自然に囲まれた境内地を活かした樹木葬です。

専門の業者さんではなく、福厳寺の山全体、庭や庭園を管理してくださっている庭園デザイナーさんにデザインしていただきました。

540年の歴史を重ねてきた自然豊かな鎮魂の森に眠る福厳寺の樹木葬。

跡継ぎ、管理費の心配も不要で、24時間365日、職員が常駐しているので安心です。

もし、あなたがご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度足を運んでみてください。

そして、自分のお墓だけを見るのではなく、自分の魂が永遠に眠る場所「安心の場」として、そしてまた生前から関われるお寺として、福厳寺のお寺全体を眺めてみてください。

福厳寺540年の歴史を知っていただき、そしてお寺の未来を想像していただいて、ご自分の魂が眠るその未来と重ね合わせてみてください。

「ここなら安心して眠れるわ」

そう思っていただけるのが福厳寺樹木葬です。

あなたとご縁があれば幸いに思います。

福厳寺永代供養〜よくあるご質問

Q.現在、お墓を持っていますが、樹木葬(福厳寺)に遺骨を移すことはできますか?

A.はい、まずはお世話になっている菩提寺に墓じまいなどのご相談をしてください。その上でご遺骨を移すことは可能です。


Q遺骨が長い間家にあるのですが、供養してもらえますか?

Aもちろんご供養させていただきます。長い間、お骨のことが気がかりになっていると思いますので、できるだけお早目に供養させていただくことで、お亡くなりになれた方にとって、生きている方にとっての心の安心になると思います。


Q生前に樹木葬を購入できますか?

Aはい、生前に樹木葬にお申込みしていただけます。
福厳寺は生きている方のための癒しと啓発の寺でもあります。生前にお申込みされることで、その後の人生をより良くお過ごしいただけることでしょう。


Q後継ぎがいないのですが、1人だけでも契約できますか?

A跡継ぎのいない方でも申し込みすることができます。福厳寺が永代にわたって供養させていただきます。


Q納骨に戒名は必要ですか?

A戒名は必要です。既に戒名のついている方はその戒名でご供養いたします。
もし戒名がない場合は福厳寺で戒名をつけさせていただきます。


Q購入時に分割払いはできますか?

A基本的には一括のお支払いです。ローンは取り扱っていませんが、分割払いをご希望でしたらご相談ください。


Q自分が亡くなった時、納骨までの手続きをする者がいない場合はどうしたらよいですか?

Aお申込みの際に連絡者を2名、立てていただきます。
お亡くなりになられた後責任をもって福厳寺にご遺骨を届けることをお約束していただく方を2名です。
もしお知り合いで頼める方がいらっしゃらない場合は、かかりつけのお医者さんや民生委員の方に頼まれる方もいらっしゃいます。


Q永代供養を申し込んだ後は、個別に法要を申し込むことができますか?

Aはい、個別法要は一律3万円で承ります。事前にお知らせをお送りしていますので、ご安心ください。


Qこれだけ境内が立派だと寄付をたくさんお支払いしないといけないのでは?

A福厳寺は40年前に檀家制度を廃止し、お寺では珍しい、会員制度の寺です。確かにこれだけ伽藍が大きいと当然、高額の維持費はかかります。ですが、強制寄付や強制の労働は一切ございません。多額の寄付を少人数でまかなうといった形態ではなく、少しの負担でたくさんの方に関わっていただけるお寺です。


Qお参りにはいつでも来ていいですか?

A福厳寺は365日毎日、9時~17時までいつお参りにきていただいても構いません。
お寺の神聖な場所で、心の悲しみを癒し、心を落ちつけ、また社会の喧騒に帰っていく。そのようなお寺です。


Q会員になったら何か強制労働はありますか?

A会員になったからといって、強制の寄付もありませんし、強制的な労働も一切ございません。
ただご理解いただきたいことがあります。お寺はお葬式や法事がきっかけで初めてお寺と関わるというのはとても残念です。福厳寺は生きている方の癒しと啓発の場です。神聖な場所で2500年の歴史をもつ仏教の教えにふれることができる。
その教えが現代の方にわかりやすく理解していただくことができる。福厳寺という関わりの中で出会ったご縁を会員様が大切に育てていってほしい、それが私たちの願いです。

説明会の詳細

※必ずご予約の上ご来山ください。
※上記の日程で都合がつかない方も日程をご相談ください。
※参加費は無料です。
日時:毎週日曜日13:00〜17:00(所要時間1時間程度)
→お問い合わせページ
電話番号:0568-79-2183(午前9時〜午後5時)

永代供養に申込をしたら、福厳寺会員にならないといけないのですか?

失敗しない「納骨堂」の選び方【愛知県小牧市・春日井市編】

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