行事報告:福厳寺の送り火(平成27年8月16日)

8月16日(日)、福厳寺本堂で送り火が行われました。

送り火とは、お盆の期間中帰ってきていたご先祖さまをあの世に再び送り出す儀式です。

お盆を迎えるにあたって、家のお仏壇の前にたくさんのお供えやお飾りをしていたと思います。
これらを福厳寺本堂前でお坊さんのお経と共にお焚き上げし、お焼香をしてご供養します。

P1010631夕方7時をまわって暗くなると、福厳寺境内が一斉に幻想的な風景に様変わりです。
お焚き上げの炎に包まれた境内にお経が響き渡り、厳かな雰囲気の中でお年寄りからお子さんたちまで家族そろって丁寧にお参りされている姿がとても印象的でした。

当初は雨の予報でしたが、皆さんの願いが通じたのか雨に降られることなく送り火の儀式を無事終えることができました。

そして帰り際には、お参りに来た方たちへサプライズがありました。

福厳寺境内の山に生えている竹を切って加工し、今年は数百本の竹灯篭を準備しました。
池の周りや参道に並べてある竹灯篭が幻想的な福厳寺境内を作り出し、指をさしてきれいだねとにっこり笑う親子の姿もありました。
竹灯篭のやさしい光に包まて、皆さん静かに送り火の夜道を帰っていきました。

福厳寺の山門前からお焚き上げが行われている本堂を覗くと、ゆっくりと空へ流れる煙の筋がみえました。
きっとご先祖さまも安心してあの世へお帰りになられたことと思います。

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【福厳寺の送り火について】

毎年8月16日夕方5時から行われます。

お名前とご供養料1,000円(会員以外の方は2,000円)を当日受付で納め、お焚き上げする物(お塔婆や木製の燃える物のみ、食物・生花・プラスチック類は不可)をご持参ください。
お焚き上げをしてご供養します。

行事報告:お盆の施餓鬼会(平成27年8月6・7・8日)

由緒ある寺の参道が長い理由

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