福厳寺の朝の香り

福厳寺の本堂脇に応接室があります。応接室には大きな窓ガラスが両脇にあるのです。

引き戸になっている窓ガラスを開けると、毎朝必ず「朝の香り」が漂ってきます。

最近は雨が多いので、雨が降った後の香りが漂ってきます。もわもわと湿気が漂っている中
にも、ふわっと金木犀の香りがしたり。

晴れている日の朝には、爽やかな風に乗って金木犀の甘くて柔らかい香りが
応接間を通り抜けていきます。

この感じが、何ともいえません。

毎朝起きて自宅の部屋の窓を開けても、同じ香りがしたことはありません。

福厳寺の境内は「別世界」。そんな感じがします。

今の季節にしか香らない花の香り。この時期にしか咲かない彼岸花や草むらから顔を
のぞかせる露草の小さな青い花。

毎朝通勤電車に乗って会社へ行く途中には、絶対に体験できない自然の豊かな恵みがここにはあります。

「もう秋だよ」と、福厳寺の自然から教えていただいています。

 

【福厳寺職員の気づきより】