涙がこぼれました

昨日、今年の5月に福厳寺の永代供養を申し込まれた方が、お参りにみえました。

80代のご夫婦のご主人Yさんです。

Yさんご夫婦は、お子さんがいらっしゃらないので、最初からお墓は建てずに納骨堂の永代供養を希望されました。

今年の4月に最愛の奥様を亡くされて、奥様と一緒に福厳寺の千手堂へ安心して眠りたいとのご希望をいただいていました。

千手堂を初めて見学されたとき、本当にびっくりしたそうです。

こんな静かで落ち着いたところがあったのですねと何度も話されていらっしゃったことを職員の私も記憶にまだ新しく、Yさんとお話したことが心に印象深く残っています。

Yさんは車椅子の生活を送られていらっしゃるため、お参りをするのにも人の手を借りないと難しい状況です。

そのため前々から福厳寺へ連絡をくださり、付き添いの方と何月何日の何時に伺いますからと、あらかじめ連絡をいただいていました。

そして昨日の午後、午前の雨も上がり心地よい秋晴れの中、Yさんが福厳寺へお参りにみえたのです。

本堂の入り口の前で深々とお辞儀をされてから、本堂奥の千手堂へ向かわれました。

大切な奥様が眠っていらっしゃるお位牌とまっすぐ向き合って、静かに手を合わせながら、「ごめんなさい。ありがとう」と囁かれました。

そのお姿が本当にきれいで、周りにいた職員の私たちまで涙が出てくるほどでした。

たった一言、小さな声で囁かれただけでしたが、そこにはきっと最愛の奥様への感謝の気持ちが深く深く込められていたのだと思います。

こんなに、お参りに来られた方のお姿をみて感動を覚えたのは、初めてかもしれません。

お参りに行くとき、私たちは「何を持っていったらいいのかな」と悩むことがよくありますが、お参りに行くときに一番必要で、大切なことをYさんから教えていただいた感じがします。

心のこもったお参り。

Yさんのお参りのお姿を、心に刻んでおこうと思います。

【福厳寺職員の気づきより】

信頼できる葬儀社の見極め方

お香典の意味

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