戒名を変更できますか?

昨年、95歳で大切なお父様を亡くされたKさんより、先日お電話がありました。

「昨年亡くなった時に住職さんに戒名をつけてもらいましたが、可能であるなら戒名を変更したいのですが…」というお電話です。

戒名とは、一般に3つの部分6文字から成っています。

最初の2文字は、道号(どうごう)と呼び、その方の生き様を表したものです。真中の2文字がお寺の住職から授与された仏弟子としての名前、そして最後の2文字が位号(いごう)と呼び、家族からの送り名(ご家族で決めることができます)です。

戒名とは、このように3つの名前が組み合わさってできています。

今回いただいたお電話、戒名の変更とは、位号の「信士」を「居士」に変更できますか?という内容でした。

お亡くなりになった当初は、ご家族で「信士」にしましょうということになったそうですが、もう一度よく考えた結果、「居士」号をお父様に送りましょうということになったそうです。

そのため、手続きにKさんが福厳寺へみえました。

福厳寺では一般に、男性であれば「信士」、女性であれば「信女」を送るご家族がほとんどです。けれど、生前大きなことを成し遂げたり、お寺の仏具などにご寄進という形で故人の名前を残したい、ぜひ護持のためにという方には、「居士」「大姉」をご家族がお送りする場合も多くあります。

Kさんが福厳寺の僧侶とお話されている中で、「自身が健康で仕事もできて幸せな毎日が送れるのは、亡くなった父親のおかげなのです。昔は決して裕福ではなかったけれど、父親が学校まできちんと出してくれたおかげで、今の仕事があり、家族があるのです。だから、本当に父親に感謝しています。せめて最後に少しでも…」というお話をされたそうです。

今は亡きお父様ですが、Kさんの感謝の気持ちはお父様の心に深く、届いていると思います。

きっと、Kさんご家族を微笑みながら見守っていらっしゃいますね。

温かいお話を伺い、改めて「ご先祖様への感謝」の大切さを教えていただきました。

【福厳寺職員の気づきより】

キツネ

「当たり前」に甘えると

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