命の鼓動

つい先日、12月13日(火)の午前10時過ぎ、予想もしなかったことが突然起こりました。

まだかなぁと毎日ずっと待ち望んでいた福厳寺の雌ヤギ「ルル」の出産。

日に日にルルのお腹は出産間近のため、だんだん下に下がってきていました。

そしてついに、先日双子の赤ちゃんが誕生したのです。

今回、ルルにとっては2回目の出産。初めてのときは1時間半くらい生まれるまでに
時間を要しましたが、今回はなんと30分くらいで生まれてしまいました。

人間のお母さんと同じように、ヤギも2回目だと早いのでしょうか。

まだ生まれて4日目なのに、双子の赤ちゃんたちはお母さんの周りをぴょんぴょん
元気に飛び跳ねて走り回っています。

どうやら男の子と女の子1頭ずつのようです。

2頭とも、茶色の毛はお父さん譲り。そして背中の真ん中にすっとまっすぐ入った
黒い模様は、お母さん譲りです。

まだ生後4日目なのに、先に生まれたお兄ちゃんと妹では、足の太さや
毛の生え方が異なっています。

まだとても小さくてかわいい赤ちゃんなのに、オスとメスの差が現れていることに
びっくりしました。

そして今朝、小屋の中を掃除していたときのことです。

足元に寄ってくるので、危ないからと抱きかかえたそのときでした。

手の平にドクドクと力強い鼓動が響いてきたのです。

生まれたばかりで毛はまだふわふわ、片手で持てるくらい小さな体ですが、
心臓の鼓動は確かに生きている命を刻んでいます。

寒くて凍えそうだった手が、一気に温かくなりました。

これが「生きている命」なのだと感動を覚えた瞬間でした。

【福厳寺職員の気づきより】