台風の爪痕から教わったこと

昨夜、猛烈な雨と風が吹き荒れ、建物が壊れないかとても不安な夜を過ごしました。

そして今朝、福厳寺境内を歩いてまわると、境内の建物が壊れているようなところはなさそうでしたが、太い木の幹ごと折れていたり、ものすごい量の木の葉が散乱していました。

福厳寺境内のなかにひっそりと佇む秋葉神殿へ続く参道も、隙間なく杉の枝葉で埋もれています。

いったい、どれくらい強い風が吹いていたのだろうと、想像すると怖いくらいです。

本堂前の石畳の上も、砂利の上も、吹き荒れた風によって折れた枝葉で埋め尽くされていました。

竹ほうきで履きながら、掃除をしていたときのことです。

砂利の上の杉を、力を入れながら掃いていると、中から小さな紅葉が顔を出しました。

石と石の間から、小さく芽を出したばかりの、赤ちゃん紅葉です。

力を入れて散らばった杉を掃いていたので、傷をつけてしまったかなと心配でしたが、無事に元気に太陽に向かって顔を出していました。

ほっとしました。

散乱した枝葉がたくさん散らばっているので、急いでやろうとして竹ほうきを大きく動かしていましたが、その中に大切にしなければいけない命が育っていたのです。

急いでいても丁寧にほうきをこまめに動かし、大切に扱う心を忘れない。

そんな大切な心を、改めて気づかせていただきました。

【福厳寺職員の気づきより】

お香典の意味

お彼岸なので、お墓の掃除に

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