お箸の意味

お箸には、神仏が宿っていることをご存知ですか?例えば神社に行くと、よく橋がかかっていますよね。

橋=「ここを超えると、神様のいらっしゃるところです」という合図のようなもので、あの世とこの世をつなぐ意味が含まれているそうです。

同じ発音の「箸」も同じです。お箸=ご飯と口の架け橋。口に運ぶ箸先は私たち人間。もう片方の端は、神様のものという意味があります。
箸は、弥生時代に中国大陸から伝わり、最初はお祭り行事や儀式などに使用されていました。神様に食物を捧げる道具として使われていたようです。私たちが神様にお供えし、それをありがたくいただくことで、食べ物に宿った神様の力をいただけると昔の方は考えていました。そのためお箸をとても大事にされていたのです。つまりお箸は、私たち人間と神様をつなぐもの。

だから今になってよくわかります。「ちゃんと箸を持ちなさい」「きちんとした箸の持ち方を覚えなさい」と、私も小さな頃何度も祖父に言われました。

お箸は単に食べ物をいただく道具ではなく、昔から伝わる神仏を大切にする心を代々伝えていくものだったのですね。

改めて、お箸を持って食事をいただくときに感謝の気持ちを持ちたいと思いました。

[職員の気づきより]

感じる福厳寺

カタツムリに学ぶ気持ちの持ち方

関連記事

  1. 雨は良いもの? 悪いもの?

    6月のある日曜日のこと。その日はいつものごとく法要が連続しており、たくさんの方々がお参りに来られ…

  2. 心の中の「火」をご存知ですか?

    消防設備が整った現代であっても、火事はとても怖いものです。油断していい加減に火を扱えば、たちまち…

  3. 涙がこぼれました

    昨日、今年の5月に福厳寺の永代供養を申し込まれた方が、お参りにみえました。80代のご夫婦のご…

  4. 青の宝石

    お寺にみえた方を迎える石畳の道の両脇に、ひっそりと輝く青い宝石。先日、バケツに水を汲むために草む…

  5. 「亡くなった息子の遺骨を手放せない」

    「3歳で亡くなった息子。生きていればもう10歳。私の心の中にはぽっかりと大きな穴があいてしまって…

  6. 福厳寺と竹灯籠

    福厳寺の今年の送り火では500個以上の竹灯籠に火が灯されました。竹灯籠は竹を斜めに切り、その竹の中に…

  7. 彼岸慰霊祭〜「なぜ、手を合わせてお参りするの?」

    昨日、福厳寺の墓地「第Ⅱ霊園」と「福聚苑」で、お彼岸の法要が行われました。毎年3月と9月の年…

  8. 福厳寺の朝の香り

    福厳寺の本堂脇に応接室があります。応接室には大きな窓ガラスが両脇にあるのです。引き戸になって…

“大愚.com“
PAGE TOP