キツネ

ここのところ、福厳寺境内の中ではキツネをよく見かけます。

朝、福厳寺の駐車場に車を止めようとすると、必ずキツネの仕業に目が留まります。それは、キツネと鳥や小動物が争った形跡が残っていたり、ゴミを引っ張り出して食べた形跡です。

人気のないところや、寝静まった夜の暗い中をひっそりと彷徨うイメージのあるキツネですが、いったいどうしたのでしょうか。

福厳寺の職員や幼稚園の先生、子供たちが行き交う中でも、当たり前のようにこちらを見ながら歩いています。歩くスピードも、小走りではなく、ゆっくり堂々としています。まったく逃げる様子なんてありません。むしろ人間を観察しているかのようです。

キツネは、本や物語の中で当たり前のように耳にする動物ですが、私たちが普段生活をしている中で、そう見かけるものではありません。

福厳寺は壮大な自然に囲まれているので、貴重であり野生が残っている大切な環境であるからこそだと思います。

ですが、本来であれば多くの人たちが行き交う中に現れることは滅多にないキツネ。そのような中でも堂々と、じっとこちらを見ながら勇壮に歩いている姿は、何かを教えられているようにも感じます。

しっぽにはふさふさの毛がきれいに生えていて、一見すると穏やかそうにも見えますが、射止めた獲物は必ず逃がさない必死さが伺えます。

便利で何でも欲しいものが手に入る私たちの毎日と比べると、大きな差がそこにはあるのではないかと感じました。

野生の感覚。これも便利な毎日の中で生活をしている私たちに必要な感覚の一つなのかもしれません。

【福厳寺職員の気づきより】

食材の命に感謝して「禅料理部」活動報告

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