ご先祖さまのことを想う(春香るレシピ)

ご先祖さまからの大切な合図

あなたは、亡くなった大切な人のことをどのような時に思い出しますか?

もしかしたら法要や命日のときくらいしか故人をしのぶ機会がないかもしれません。
肌に突き刺さるような寒さがようやく去り、ぽかぽかと縁側の窓から柔らかい光が降り注ぐようになってきたこの季節。実はご先祖様のことをしのぶ大切な合図です。

中国では4月4日~19日までを「清明(せいめい)」と呼びます。
清明とは春の暖かい日差しが降り注ぐ中、天地万物が元気よく芽吹く様を表す言葉です。
中国ではこの時期に必ず大切なご先祖様のお墓参りをします。

沖縄でも清明祭といって三大行事のひとつになっています。
ご先祖様のお墓に親戚の人々が集まり、みんなでお墓参りをして重箱につめた料理をお供えし、供養する行事です。その後みんなでお重を囲み、賑やかに楽しい時間を過ごします。

現在は核家族化がすすみ、お墓参りや親戚の人々との交流が疎遠になりがちです。
けれど、時にはぽかぽかと温かい春の日差しに包まれながら、ゆっくりと家族でお墓参りに行くのはいかがでしょうか?

普段はなかなか気づかないけれど、春の穏やかな光に包まれてお墓に行くと、静かに手を合わせながら浮かんでくる言葉があります。
いつも見守ってくださるご先祖様に「ありがとう」の感謝の言葉。静かに手を合わせていると、だんだん心がすっきり晴れてきます。

 心も体もきれいになって穏やかな気持ちで新たなスタートを切る春。

そんな季節に最もふさわしい食材があります。それは「春キャベツ」です。

春キャベツには心と体すべてをいきいきと蘇らせる働きや、ビタミンCがたくさん含まれています。
ビタミンCは風邪の予防や肌をきれいに保つ働きの他に、心をすっきり整え肝臓の働きを支える力があります。春キャベツを生で食べるとビタミンCが体に吸収されやすくなり、特に効果的ですよ。

今回は、ご先祖さまへの大切な想いをふわっと包み込むような、春色の一品をご紹介します。
大切な家族と一緒に過ごす穏やかなひとときのきっかけになりましたら幸いです。

 

【“春”香る 混ぜ寿し】

b03

[材料 4人分]

米        2C
水        2C
昆布       10㎝

<混ぜ寿しの具>

春キャベツ    150g
独活       小さなもの1本
梅干し      大1個

<合わせ酢>

梅酢       40cc
すし酢      30cc
砂糖       大さじ1
塩        適量

【作り方】

①炊飯器の釜に米、水、昆布を入れて炊く。
②春キャベツは、人差し指の1関節分の正方形に切る(写真参照)。ほぐしてビニール袋に入れ、冷凍庫で5~6時間凍らせる。

b01

③独活は皮をむき、1㎝角のサイコロ状に切る(写真参照)。沸騰した湯で茹で、ザルにあげておく。

b02
④梅干しは種を取り除き、果肉をつぶしてなめらかにしておく。
⑤合わせ酢をつくる。すし酢を人肌程度に温め砂糖を煮溶かし、梅酢を加えてよく混ぜる。
⑥3の独活を5の合わせ酢の中へ漬け込みピンク色になるまで2時間ほど置く。
⑦炊きあがったご飯を冷まし、常温で解凍した2のキャベツと4、5を入れてよく混ぜる。

【ワンポイント】

*完成写真はラップで混ぜ寿しを包み、手毬の形に整え桜型で抜いた独活を飾りました。
*春キャベツは外側の青い葉ほどビタミンCが多く含まれています。新鮮なキャベツを凍らせると、茹でなくてもお浸しのような食感になり食べやすくなります。
*茹でた蓮根やさやいんげんを加えても美味しいです。

行事報告:三代忌法要(平成27年3月8日)

行事報告:福厳寺の花まつり(平成27年4月8日)

関連記事

  1. 彼岸慰霊祭〜「なぜ、手を合わせてお参りするの?」

    昨日、福厳寺の墓地「第Ⅱ霊園」と「福聚苑」で、お彼岸の法要が行われました。毎年3月と9月の年…

  2. 「整理整頓」本来の意味は?

    「整理整頓」とは、「きれいに片付ける」という意味だけではないことをご存知ですか?片付けを始め…

  3. 「観光にきたみたいです」

    すっきりと晴れた、爽やかな11月の朝。たまたま通りすがりにお参りの方とすれ違いました。…

  4. 青の宝石

    お寺にみえた方を迎える石畳の道の両脇に、ひっそりと輝く青い宝石。先日、バケツに水を汲むために草む…

  5. 雨は良いもの? 悪いもの?

    6月のある日曜日のこと。その日はいつものごとく法要が連続しており、たくさんの方々がお参りに来られ…

  6. カタツムリに学ぶ気持ちの持ち方

    夜に大雨が降った次の朝、ヤギ小屋掃除のため福厳寺の山へ行く途中のことでした。直径10センチはありそう…

  7. 「清く、美しく」の象徴

    この間の5月の終わりのことです。福厳寺の池に、蓮の花を咲かせるプロジェクトが始動しました。…

  8. 戒名を変更できますか?

    昨年、95歳で大切なお父様を亡くされたKさんより、先日お電話がありました。「昨年亡くなった時に住…

PAGE TOP