お盆ってそもそも何…?大愚和尚にお盆の意味を聞いてみました。

家族みんなが集まる夏の一大イベント

お盆というと、なんとなく家族が集まってみんなでお墓参りをして食事をしたり、お寺の行事に参加するのが定番のお盆の過ごし方だと思います。けれど、なんとなく家族で集まって過ごすお盆は、とてももったいないです。「お盆」には、ご先祖さまから命を受け継いだ私たちへの大切な使命がありました。

 

お盆は、中国の儒教の教えである盂蘭盆経の中に書いてあるお話を基にしてつくられた行事です。親孝行の「孝」(「父母を大切にする」の意)の大切さを説いた盂蘭盆経の中に書いてある大切なお盆のお話を、福厳寺住職がわかりやすく話してくださいました。

 

 盂蘭盆経(うらぼんきょう)に書いてあるお盆の話とは・・・

P1010342仏教をといたお釈迦さまには10人の弟子たちがいました。彼らはお釈迦さまの元で毎日厳しい修行を積み重ねていたので、すごい能力の神通力を身につけていたのです。ある日10人の弟子の1人木蓮尊者(もくれんそんじゃ)は、亡くなったお母さんのことがすごく気になっていました。なぜなら生前、お母さんはとても欲深い人だったからです。「あれが欲しい、これが欲しい!」といつも口ずさんでいたそうです。「もしかしたら、お母さんは極楽浄土ではなく地獄で苦しみを味わっているのではないか?」そんな不安が木蓮尊者の頭をよぎりました。

そして修行で身につけた神通力を使って、あの世にいるお母さんの姿を一所懸命探しました。極楽浄土の中にはいなかったので、もしかしたらと恐る恐る地獄の世界を覗いてみると、なんとそこにお母さんの姿があったのです。それも苦しみ悶えているお母さんの姿でした。木蓮尊者は、地獄にいるお母さんのことがあまりにもかわいそうで、食べ物をお母さんのところへ神通力を使って届けました。けれど冷たい水も食べ物も、すべてお母さんの目の前でボっと火がつき燃えてしまうのです。

木蓮尊者はいてもたってもいられなくなり、すぐにお釈迦さまのところへ相談に行きました。「なんとかお母さんを助ける方法はないでしょうか?」と・・・。するとお釈迦さまは、徳の高いお坊さんを集めて御供養すればお母さんを助けることができますよと教えて下さったのです。そうして木蓮尊者のお母さんは、苦しい毎日から救われたそうです。

行事報告:お盆の施餓鬼会(平成27年8月6・7・8日)

行事報告:福厳寺の送り火(平成27年8月16日)

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