「坊主丸儲け」って本当?お寺の職員が真実を語ります

「大きい声では言えないけれど、実際そうですよね?」と思われている方も多いのではないでしょうか。ことわざとしての意味は「僧侶は元手がいらないから、お布施が全部儲けになる」という意味なのですが、なんとなく「お坊さんは儲かっている」と思っている方もたくさんあると思います。今回はそのような疑問に対してお寺の職員が解説したいと思います。

宗教法人は非課税になるが…

宗教法人は、学校法人や社会医療法人と同じく、法人税法上における公益法人として非課税になっています。事業の剰余金配当と残余財産分配ができないから非課税なのです。

しかし、一方で僧侶個人はそうでないことをご存知ですか?

僧侶は、日本国民として憲法第三十条に定められているとおり、納税の義務を負っています。法要や葬儀などの布施収入がそのまま個人の懐に入るわけではなく、宗教法人としてのお寺の通帳に入ります。

僧侶は、給与の中から源泉徴収された残金を生活費としています。僧侶は税制上の優遇はなくサラリーマンと何ら変わらないのです。

兼業僧侶もたくさんいます

「それでもお寺は儲かるんでしょ?」と思われる方もおられるかもしれませんね。

確かに一部の有名な寺院などはお布施の額も高い水準にあると思いますが、一般的な寺院では「儲かっている」という状況とは程遠いのが現状です。

お寺は全国に約7万件あるとされていますが、そのうち財政的に自立しているのは3割ほどだと言われています。そうでない住職は普通に会社員として働いたり、経営者として身銭を稼いでいるのです。

福厳寺のお布施の主な使い道

福厳寺では法要や葬儀で会員の皆さんから納めていただいたお布施は、福厳寺境内の修繕費として活用させていただいています。

福厳寺境内はとても広く、昔からの建物のため修繕箇所がたくさんあります。

近年ですと、福厳寺駐車場の整備や階段の手すりの設置、参拝路の舗装、一昨年に新しくなりました室内霊園千手堂も数千万円という単位でお金が動きました。

感謝の気持ちを込めて、皆さんから納めていただいたお布施を大切に活用させていただき、皆さんがお参りしやすいお寺を目指しています。

【福厳寺職員の気づきより】

離檀料はいくらですか?

福厳寺が心地よい理由

関連記事

  1. 命の大切さを心に刻んだ日

    お寺にいると、想像もしないことに突然出会います。ついこの間のことです。89歳で、福厳寺の受付…

  2. 福厳寺とご縁を育む「慈縁の会」がスタートします

    2017年6月3日(土)9時より、いよいよ「慈縁の会」が始まります。「慈縁の会」とは、福厳寺…

  3. お箸の意味

    お箸には、神仏が宿っていることをご存知ですか?例えば神社に行くと、よく橋がかかっていますよね。…

  4. お釈迦様の体が刻まれる!?

    命をいただくという意識「命をいただく」ということを、あなたは意識したことがありますか?私も福…

  5. 月命日のお参り

    福厳寺には、会員さんみなさんの寺位牌をお祀りしている「千手堂」があります。千手堂に、毎月欠か…

  6. お守りの持ち方

    ここ最近、県外からお参りにみえる方がたくさんあります。先日も、北海道や青森、昨日は九州からお…

  7. ITを使って人生を楽しく!「パソコン・スマホ部」活動報告

    パソコン部は「ITを使って人生を楽しく!」をテーマに、パソコンやスマホの機能に振り回されるのではなく…

  8. 【小牧・春日井版】お葬式から49日法要までの流れと手順

    「昨夜、父が突然・・・」あなたは、もし大切なご家族を突然亡くされたら、どうしますか?誰に…

“大愚.com“
PAGE TOP